これが却下された証拠(その1) 2007/12/20(木) 午後 11:25

さて 久しぶり?の新規投稿です

ザ・スクープにて「車軸のズレ」を『専門家の方』が指摘していました。
今回は、その説を補足して、をさらにわかり易く指摘します。

資料提供石川鑑定士(高裁証人予定だった人物)

これは、高裁にて却下された証拠です
図の説明の前に・・・・

ステレオカメラをご存知ですか?
警察の1BOXの事故処理車の屋根から、潜望鏡のように伸びてくる2眼のカメラです。

これで撮影すると、検察の言うのには
「歪みのない正確な写真がとれ、正確な距離がわかる」?ということです。

で 下の写真。

これは警察がステレオ写真から起こした図面と『技官』が法廷で証言したもの。
つまり。『位置関係や距離は正確』に現場のスリップ痕を図面化したもの。


イメージ 1 オリジナルのサイズの画像を見る場合はクリックしてください。


一番上の図

 黒字の線の部分は『科捜研』の提出した資料のコピーです。
「190.17cm」=左右スリップ痕間の距離を表示しています。
(図では[1]が消えていますが・・・・)

 中の図

 右のスリップ痕を色をつけて左へ平行移動したもの。


 下の図

 同様に左のスリップ痕を右へ平行移動したもの

 あれっ!なんか変ですねぇ・・・?


 お分かりでしょうか? 

 タイヤ間の距離は一定で平行でなくてはなりません。そのタイヤがつけるスリップ痕も同様。
 
 ならば、右のスリップ痕を左に重ねても、「ピタリ」と重ならなくてはならない。
 ただし『長さ』は別ですよ。

 方向、この場合はスリップ痕の曲がり具合がピタリと一致していない。

 平行じゃない

 
ズレています
これが、テレビで言うところの「車軸のズレ」です。

 これを法廷で証言されては、困る人は困るでしょう→却下ですね。

どうしてこんなことに?
左スリップ痕はバス撤去の後現れたものです。
 バスと共に存在していれば、写真もあるはず。しかし、一枚もない

 やや右カーブの左スリップ痕はバスの下に潜り込まないと、描けない
 「平行」がずれる恐れがある。→バスが邪魔で描けない
 
 もう一つ、「バスの左サイドは隠しにくい」??・・・まぁこれはたいした理由ではないだろう

 何はともあれ、ステレオ写真さえ提出しなければ、わからなかった事実

 「墓穴を掘る」とはこのことか?

1 はて? 2007/12/21(金) 午前 1:25
この図は、下から上へバスが進行した際に路面についたタイヤの痕ですか?
そうだと、仮定してこの図を見るととても不自然です。
タイヤがロックするほど、強くブレーキをかけた場合
最も荷重が大きくかかるのは、ロックした瞬間です。
その後は、速度が落ちるにしたがいタイヤにかかる荷重は減っていきます。
フロントブレーキをロックさせた時、路面につくブラックマークは
最初が一番太く、徐々に細くなるはずです。
2 littlemonky737 2007/12/21(金) 午前 1:44
進行方向は「下から上」です。

>フロントブレーキをロックさせた時、路面につくブラックマークは最初が一番太く、徐々に細くなるはずです。

う〜〜む 初耳です。いや 疑うわけではないのですよ
もう少し詳しく お願いできますか?

3 littlemonky737 2007/12/21(金) 午前 1:47
上の図の補足です。

石川先生はスリップ痕の中心線を「青」にて書いてくれています。

下の図の右をご覧ください。

重ねた中心線がスリップ痕の中心から、ズレているのがよくわかると思います

4 はて? 2007/12/21(金) 午前 2:13
タイヤはゴムで出来ていますから、弾性を持っています。
さらに、タイヤの中には空気が入っています。空気も圧力がかかれば圧縮されます。
これまでの実験なども拝見しましたが、もっと速度が高い実験もしてみてはいかがでしょう?
時速100キロで起こることは、時速20キロでも起こります。
違いはモーメントの違いだけだと思います。

危険を察知して、とっさにブレーキペダルを踏む
その瞬間に、加減する人はほとんどいないと思います。
一発目に最大の力が入りませんか?

よく見かける、交差点手前にあるブラックマークを見ると
最初が太く、濃く
徐々に薄くなっています

これは、ブレーキペダルへの力を弱めたのではなく
速度が落ちるのと、フロントタイヤへの荷重が減っていくのが等しいからです。

事故当時と全く同じ状況を再現するだけでなく
解りやすくするために、もっと高い速度でも実験してみる
できれば、タイヤメーカーに協力を仰ぐと、より多くのデータが得られるのではないかと思います。
5 はて? 2007/12/21(金) 午前 2:17
速度が落ちるのと、フロントタイヤへの荷重が減っていくのが等しいからです。

等しい割合で減っていく
が、正しいですかね
6 はて? 2007/12/21(金) 午前 2:22
左右タイヤのブラックマークの幅
サスペンションの形式にもよりますが
ネガティブキャンバーがついたサスペンションであれば
ブレーキングの最初、最も荷重が大きい時が幅が広く
速度が低下して、荷重が抜けていくにしだがって幅は狭くなると考えます。
7 littlemonky737 2007/12/21(金) 午前 4:17
わかりました。

私は最大荷重が接地面に伝わるのは、サスペンションが収縮しきった瞬間から停止するまでの間

荷重の移動をサスが吸収しきれなくなった時

最大荷重・・スリップ痕が一番濃く付くのは停止の瞬間

と考えていましたが・・・

勉強してみます・・と言っても時間がないのですが

どうもありがとうございました。

引き続きこの話題で繋がっていくようでしたら、元記事の内容を一新、そして移動して、他の皆さんや、「はて?」さんのご意見を聞いてみたいと思います。

8 i_2_me 2007/12/21(金) 午後 10:26
何回見ても「し」の字型のブレーキ痕は違和感バリバリですね。
しかも、左右の向きが内股とは?(これも仮想犬が出てきて、衝突のショックによるものだって言われそうですが、、、)
ご丁寧に、写真の寸法が当初予定と違ってしまったとは、、、。今頃写真班は青くなってるかもですね。


私はバスが止まっていたと思っていますが、仮に裁判官の言うとおり最終停止地点の2.9m手前で衝突されたとして、

-2.9m地点 衝突
↓まで1.7m
-1.2m地点 (バス)スリップ痕開始 バイクさっか痕開始
±0m地点 (バス)スリップ痕終了 バイクさっか痕終了

となります。
9 i_2_me 2007/12/21(金) 午後 10:27


裁判官の判断では 1.7mはブレーキ踏むまでの反応時間0.6秒。

百歩譲ってそうと仮定して、ではそれまではバスは横滑りに耐えていて、その時点から如何にもバイクに押されましたというような「し」の字の尻尾的横ずれが可能なのでしょうか?http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/GALLERY/show_image_v2.html?id=http://img.blogs.yahoo.co.jp/
ybi/1/5a/9c/littlemonky737/folder/349225/img_349225_27755190_3?1196703793
私の頭では理解できません。私の盆暗頭での想像では、横から押されて付くスリップ痕はあくまで衝突時点しかありえないだろうということです。また、0.6秒後のスリップ痕は、万が一出来るにせよ最早横からのGは存在せず「し」の字にはなりえないだろうというものです。

10 i_2_me 2007/12/21(金) 午後 10:28
更にバイクのさっか痕も訳が解りません。

-2.9m地点で衝突し、そこから1.7mは空中浮遊していたのでしょうか?

千歩譲ってそうと仮定して、ではそれから地面に着地してさっか痕を付けるとして、バスのスリップ痕と平行
以外のさっか痕は生じさせることが可能なのでしょうか?
http://blogs.yahoo.co.jp/littlemonky737/GALLERY/show_image_v2.html?id=http://img.blogs.yahoo.co.jp/
ybi/1/5a/9c/littlemonky737/folder/349225/img_349225_25887751_1?1197866681

管理人さん、
はて?さん、

教えてください。
11 LM737 2007/12/21(金) 午後 11:45
シバタさんの仮定、「スリップ痕は横滑りによるもの」を前提に考えるとi2meさんの指摘どおりとなるでしょう。

「タイヤ痕が急ブレーキによるものでない」
と言う可能性がないわけではない

これを言いたいがばかりに 矛盾だらけの論を主張したのでしょう。

まぁ 「これはブレーキ痕だ!」と言い切れなくなった証左でもあるが、・・・・
12 石川 2007/12/23(日) 午前 9:53
この図面は人が書いたものではありません。
「ステレオカメラ」で撮影した「現場に描かれたスリップ痕の絵・・・と私は思っている」の画像をコンピューターが図面化したものです。
従って描かれた「絵」の形状を平面図に忠実に再現しています。
このことを理解した上で、コメントをお願いします。
13 yurusen_jp 2007/12/23(日) 午後 3:54
この図面の元になったステレオカメラの写真は何時、何分に撮影されたものでしょうか。

14 kisk 2007/12/23(日) 午後 6:46
現場検証は、当日の14:55から17:17まで。
その間に撮影されたと考えられます。

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