6月7日高知地裁判決 2007/6/10(日) 午後 8:55

朝日新聞高知版によると

バス運転被告に実刑

高知地裁判決禁錮1年4ヶ月

スリップ痕捏造否定

白バイ隊員の衝突死亡事故
                以上新聞見出し

 春野町の国道で06年3月、県警交通機動隊の白バイとスクールバスが衝突、同隊員(当時26)が死亡した事故で、スクールバスを運転して業務上過失致死の罪に問われていた片岡晴彦被告(53)の判決公判が7日高知地裁であった。

 片多康裁判官は「被害者にも前方注視義務があったことを考慮に入れても、被告の過失はおおきい」などとして

 禁錮1年4ヶ月(求刑1年8ヶ月)を言い渡した。

 「衝突時、バスは停車していた」と主張し、無罪を求めていた被告側は、即日控訴した。

 判決によると片岡被告は06年3月3日午後2時34分ごろ春野町広岡の国道56号線でスクールバスを運転し、国道に面した駐車場から右折して国道に入るにあたり、右方の安全確認不十分のまま発進し時速5〜10kmで走行中、右から来た白バイに全く気ずかずばすを白バイに衝突させ、同隊員を死亡させた。

片多裁判官は

検察側が「衝突後の急ブレーキによるもの」とし、

被告側が「県警が同僚をかばうために捏造したもの」としていた

路面についていたとされるバス前輪のスリップ痕について

「事故直後の現場は、多くの見物人が居合わせた衆人環視の状況にあり、捏造の可能性はほとんどない」などどして「容易に認定できる証拠」とした

また 被告側が時速約100kmだったと主張していた衝突前の速度については
 
白バイは緊急走行の状況ではなかった
 △スリップ痕などを基にした県警科学捜査研究所の算定結果
 △事故を目撃した別の白バイ隊員の証言には信用性がある

などから「時速60kmからさほど乖離(かいり)していない速度と認定した。

さらに 県警が被告を車に乗せたままで現場検証したことについては、
「違法といえない」とし

被告が逮捕されたことについても「事故によって被害者が死亡した。不当とはいえないと指摘した。


被告側 「闘う」


 検察側の主張をほぼ認めた今回の判決に対し、被告の代理人を努める梶原守光弁護士は

 「判決は全く説得力が無く納得できない。バスを実際に動かして検証するように申請をしたが、それもしないでスリップ痕があったとしている。徹底的に闘う」

 と述べた。

 片岡被告は「自分は真実を伝えたつもり。この判決なら(被告側の証人として)証言してくれた人の話がすべてうそ偽りということなる

 こういう理不尽が通っていたら、免罪事件は絶対に後を絶たないと確信した」とはなした 

以上 6月8日付け朝日新聞高知版朝刊より 全文掲載

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 このブログは 事故発生からこの判決が下りるまでを記録したものです。

 とくに6回に及ぶ高知地裁での公判の内容を詳細に書いています。
ご一読ください。

 
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 コメントの際には 関係者の実名や亡くなられた隊員やご遺族への配慮をお願いします。
 

1 littlemonky737 2007/6/10(日) 午後 10:45
運転手の了解の上、彼の氏名を記載しました。

2 littlemonky737 2007/6/14(木) 午前 2:20
すみません 記事のアドレスが・・・

同じものになってます。 ただいま修復中

3 littlemonky737 2007/6/14(木) 午前 3:34
ネット版の記事が見当たりませんでしたので 紙面から転載しました

裁判官の「判決理由」に注目ください。

このブログを読めばこの判決が「とんでもない」事がわかります。

4 となりのおっちゃん 2007/12/12(水) 午前 9:03
警察&裁判官=最狂タッグ
暗黒時代の到来

現場で身内を守るための行動をうかつにも行ったのなら
自らの立ち位置をなくしてしまうことになるだろう。

5 LALA 2007/12/12(水) 午前 11:50
>警察&裁判官=最狂タッグ
>暗黒時代の到来

なんか戦前の悪しき大日本帝国時代

特高&軍事裁判=強制連行&拷問

などと悪い時代が蘇って来てるようで怖いですね。

日本が目を覚まし正義が復活するのを望みます。

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