19年1月19日 2007/3/13(火) 午後 7:51

白バイ隊員死亡 バス運転手無罪主張  高知地裁初公判 「十分に安全確認」
2007.01.19  
 昨年三月に吾川郡春野町の国道で県警の白バイがスクールバスと衝突し隊員が死亡した事故で、同バスを運転していた吾川郡内の男性(52)に対する初公判が十八日、高知地裁で開かれた。業務上過失致死罪に問われた男性は「十分に安全確認をして車道に出た」などと無罪を主張した。

 男性の弁護側も「現場付近の道路はカーブになっており、確認した段階では(バスを運転していた男性の)視線の範囲の中に走行車両(白バイ)はなかった」などと過失を否定した。

 検察側は冒頭陳述で「駐車場から国道に進入する際、男性はいったん停止して右をいちべつし、右からの車両はないと思い、左に視線を向けながら発進。左を見ながらゆっくりと右折を始めたころ、右から来た白バイにバスの右前部を衝突させた」と述べた。

 起訴事実によると、男性は昨年三月三日午後二時三十五分ごろ、吾川郡内の中学校のスクールバスを運転し、春野町弘岡中の駐車場から国道56号に進入。安全確認を十分せずに右折しようとして、右から来た県警交通機動隊員=当時(26)=の白バイと衝突、胸部大動脈損傷で死亡させた。

高知新聞

Topに戻る

inserted by FC2 system