副検事って何者? 2007/9/18(火) 午後 11:32

 運転手の片岡さんは18年11月6日に高知地検にて○×副検事の聴取を受け、同年12月6日に起訴されて、今日に至っています。

 警察の組織等にはそこそこの知識があるのですが検察はよく知らない人が多いと思う。

 そこで副検事という役職?について調べてみた。

 私の意識の中では「副」ってつくのはそこそこの地位かなとおもっていたんですが・・・副議長とか副局長。副署長とかです。

 大きな間違いでした。

 一般に検察官になるには司法試験を突破しなくてはならない。

 ところが、調べてみると・・・・

 二級以上の検察事務官や警部以上の階級の警察官、皇宮護衛官、海上保安官、三尉以上の警務官たる自衛官などを3年以上経験した者や司法試験の合格者に、検察官・公証人特別任用等審査会が実施する考試の受験資格が得られ、合格した者を副検事二級に任命できる
以上 wikipedia  より


 つまり 検察事務官を3年務めて、それなりの試験を受ければ「副検事」になれるようです。

 検察事務官の詳細はこちらから
 http://homepage1.nifty.com/lawsection/yomoyama/kensatujimukann.htm

 
 どうやら 検察官の人手不足を補うために検察官と同様なお仕事ができるように採用の道を作ったようです。

 実務3年の経験があれば一応「検察官」になれる。
 司法試験に関係なく、つまり 理念や知識が無くても・・てことかな?

 この副検事という身分の人が主に取り扱うのが「交通事故関連」の捜査や聴取のようです。

 これが また いろいろと批判を浴びている。

 参考 http://www2.ocn.ne.jp/~managon/sub18.htm

 
 以上にも関連HP等いろいろあります。法務省も出していますんで関心のある方は「検索」してみてください。

 で、今回の事件を起訴された○×副検事さん。このかたは2月の第2回公判の冒頭で「4月から転勤しますので・・」と宣言して、いなくなりました。

 この副検事の公判での尋問等を聞いていた時は「副検事」の実情とか知らなかったもので、「ずいぶんな検察官もいたもんだ」とか思っていたんですが、納得です。裁判の素人さんだったんですね。


 今回の事件。高裁の判決が「逆転勝訴」で終わったとしても、法的責任を問えるのは、「指示を出した」ところまでは行きつけるだろうか?

 以前書庫「法廷秘話」に書いていたんですが、公判当初明らかに原告側つまり警察サイドですね。彼らはこの裁判は「やばい」と考えていたと思います。

 しかし、どんなテコ入れがあったか知りませんが、地裁は相手の完全勝利。彼らの表情の中に当然と言うよりは「ほっ」とした雰囲気があったのを感じました。

 そんな中 一人だけ深刻なお顔のままの警察関係者がいました。彼は全ての公判を傍聴しに来ていたので、顔をよく覚えていました。裁判所の中で彼の笑顔を一度も見たことがない。

 今日くらいは「一安心」くらいの表情を見せるかと思い、しばらく表情を見ていたのですが・・・みせなかった。

 自分のしたことに何らかの思いがあるのか? それとも最悪の場合の覚悟が出来ているのか? 彼のみぞ知ることです。

 仮に、高裁で片岡さんが勝利しても、この冤罪事件の法的な責任を取らされる人は決まっているようです。言わば トカゲの尻尾の役目を、結果によっては負わされる人達がいるのは間違いないようだ。

 高知県警察関係者の皆さん。高知県地元のマスメディアの皆さん。このままでいいんですか?
 
 警察への信頼は? マスコミの存在理由は?
 
 このままじゃ どこかへ飛んでいきます。

 

 

1 匿名 2007/9/19(水) 午前 0:02
http://blogs.yahoo.co.jp/mococo_chan/40302628.html

副検事飲酒運転補助??

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