布川事件に関連して・・・ 2008/7/18(金) 午後 11:04

布川事件の再審がほぼ決定したと言うニュースが全国を流れた。

40年の長きにわたり戦ってこられた桜井さんと杉山さん、そして 支援者の皆さん。よかったですね。

ここに至るまでの40年、その歳月を取り返すことはできないかもしれませんが、真実が明らかになるということはなによりもうれしいことだと思います。

ご苦労様でした。そして、おめでとうございます。

今日の朝日新聞の社説に、この裁判(布川事件)がもつ意味をわかり易くかいていたので紹介します
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>>検察の手元に留め置かれていた証拠などが最初から法廷に出されていれば、有罪とするには無理があった。

朝日の社説はこの書き出しで始まっている。

私は思わず、高知路バイ事故の「第3の目撃調書」を思い出した。
「最良証拠主義=都合が悪いものはださない」の典型的な弊害だ。

>>(再審請求の裁判に出てきたのは)被告には有利な証拠ばかりだ。検察側はないと言ってきた。それが・・・中略・・・それが出てきたのは「あるはず」と弁護側が追求したからだ。

記事その部分を読み終えて、私は(当時の捜査官や検察官は今どうしているのだろう?)と考えた。

布川事件に関わった検察官が現役なら、検察は「被告に有利な証拠」を再審請求の場に提出しただろうか?

高知白バイ事故の捜査に関わった全ての警察、検察官はほとんどがまだ現役で、子育ての真っ最中だったり、大学に子供が通ってたりする人がほとんどだろう。

この辺りを組織が配慮するはずがないのはわかっている。もちろん、私もするつもりはない。



「今辞表を書けば 退職金と再就職は保障する」

と所轄の署長辺りが甘い言葉を吐き、それを真に受けて辞表でも出そうものならお終い。それが受理される前に、管区警察局の監察が不祥事の捜査に乗り出す。
 
 そしてこう言うのだ

「今回の不祥事は警察官としてあるまじき行為だ。辞表は受理しない。あなたは懲戒免職だ。」

 昔は辞表を出せば、その後の生活は裏で面倒を見てくれたかもしれない。でも最近はそんな義理人情の厚い上司はいないだろう。ばれたら自分に累が及ぶ。

 それなら、業務命令を遂行して、首を切られたほうも黙っている義理はない。「俺だけが悪いんじゃない」と内部告発だ。今のご時世そういう人たちが増えてきている。

 しかし、辞表を出した後に内部告発したのでは、その人にとっての意味は半減する。それはわたしに言わせれば復讐だ。


 今、高知白バイ事故関係者が一番恐れるのはそれだろう。
 切ったはずのトカゲの尻尾が尻尾じゃなくなることが怖い?。

 高知白バイ事故の高裁判決、いわゆるシバタ判決の破棄差戻しとなる可能性はもはや、1000分3ではないだろう。

 最高裁が普通に判断すれば原審破棄。そうなると捜査当局にとって最良の結末は、差戻し審で「捜査ミスとの判決理由」がでることしかない。
 
 故意はミスとは言わないが・・・。
 
 そうなれば 関係者は懲戒は懲戒でも免職とはならないだろう。そして、内部告発も抑えられるだろう。代わって辞職するのは老後に充分な資金を貯めた人たちだ。もちろん、その人達の退職金は支払われる。部下の管理責任を問われて懲戒免職となった管理職はいない。

 
 事故現場で「スリップ痕」の側で怪しげな行動を取っている3人の若いおまわりさん。私は関係ないなんて考えていたら明日は我が身です。

 今の若い警官は仙波さんを見習うべきだ。

 最後に 

 裁判所も役所の一つなら、人の尻を拭いてまで自分が汚れることはしないだろう。また 特に最高裁判所は汚れてはならない。

 かといって 社会的(警察社会への)影響を考えると・・・・・原審破棄は簡単には出せないだろう。

 となると、最高裁、前代未聞の『自判』がある?

 法的に可能なら、あるかもしれない。

 そうなれば 片岡さんは無実となろうとも・・法廷で真実が明らかになることはない。

 大岡裁きってところですかね。

 
 

 

1 豚の足 2008/7/18(金) 午後 11:27
自判はないと思います。
役所は前例を作ることを嫌います。
2 urato0711 2008/7/19(土) 午後 1:36
現代国家の最高裁が、江戸時代の大岡裁きはいかがなものか。証拠(証拠に反映された事実)が法律と判例に照らしてどういう結論になるか、この枠組みは崩せないでしょう。
最高裁が、柴田原審が放棄した事実調べをどの程度どの範囲まで行うのか、これがポイントです。上告理由書とその補充書、石川鑑定書、警察・検察調書、公判調書、判例その他関連資料の検討は当然として、最高裁としての再現実験や鑑定を行っているのかどうか。大法廷に回付して公判を開き、証人調べを行うのかどうか(大法廷での公判が一回きり、わずか2時間という例もあったが)。
調査官の皆さまには、是非、春野町の国道に来て事故現場に立っていただきたい。
・最高裁は原審を破棄差し戻し、事実審をやり直すのが真実究明に適っています。世論もこの意向でしょう。

3 urato0711 2008/7/19(土) 午後 1:47
LM様
>上告理由書とその補充書には、まだまだ言い尽くしていない点や言い足りない部分があろうかと思います。また更につけ加えるべき発見や論点が出ていれば、それらをまとめて補充書にして送りましょう。

4 sommoro 2008/7/19(土) 午後 8:29
はじめまして。陰ながら応援し、成り行きを見守っている者です。
最高裁の自判逆転無罪判決としては、やはり交通事故の冤罪事件で

http://homepage3.nifty.com/matimura/hanrei/enkeiji/saikou.html

があるのではないでしょうか。本で読んだことがあるのですが、これもおそらく警察のでっちあげで罪を着せられたひどい事件でしたね。
5 littlemonky737 2008/7/20(日) 午前 0:52
sommoro 様

情報提供ありがとうございます。

urato0711様
大岡裁きに関しましては・・仰る通りと思います。
上記記事の一部訂正です。
>>社会的(警察社会への)影響を考えると・・・・・
を「警察の面子を考えると・・・・」に 訂正いたします。



スミマセン・・・かなり 酔っています。

6 urato0711 2008/7/20(日) 午前 7:52
LM様
検察が証拠開示しなかった片岡様有利とみられるM君の警察調書ですが、最高裁に要請して開示命令を出して貰い、最高裁で調べて貰えないものでしょうか。

7 urato0711 2008/7/20(日) 午後 2:43
sommoro様
ご紹介ありがとうございます。この自判逆転無罪判決が参考になるので、最高裁の審議のあり方を中心に検討します。印刷してお読み下さい。
>判決文の冒頭は「右の者に対する業務上過失致死被告事件について、S59年4月21日東京高裁裁判所が言い渡した判決に対し、被告人から上告の申立があったので、当裁判所は、次のとおり判決する。」で、
主文が、「原判決及び第一審判決を破棄する。被告人は無罪。」
理由が、「弁護人安部泰雄外29名の上告趣意は、憲法31条、37条1項、2項、82条違反をいう点を含め、その実質はすべて単なる法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法405条の上告理由に当たらない。
しかしながら、所論にかんがみ職権で調査すると、原判決及び第一審判決は以下の理由により破棄を免れない。」

8 urato0711 2008/7/20(日) 午後 3:05
>判決文最後の「五 結論」は
「以上に説示したところを綜合すると、被告人車が轢過車両であると断定することについては合理的な疑いが残るというべきであり、前記のような理由により被告人を有罪とした第一審判決及びこれを是認した原判決は、それぞれ証拠の評価を誤り、判決に影響を及ぼすべき重大な事実誤認を犯したものといわざるをえず、これを破棄しなければ著しく正義に反するものと認められる(注、刑訴法411条)。

そして、本件については、一、二審において必要と思われる事実審理は尽くされているので、当審において自判をするのが相当であるところ、記録及び一、二審裁判所が取り調べた証拠を仔細に検討してみても、本件公訴事実を認定するに足りる証拠があるとはいえないことは前記のとおりであるから、被告人に対し無罪の言渡しをすべきものである(注、413条)。
よって、刑訴法411条3号、413但書、414条、404条、336条により、裁判官全員一致の意見で、主文のとおり判決する。」である。

9 urato0711 2008/7/20(日) 午後 3:32
上告できる上告申立の理由を405条は、
「一、憲法の違反があること又は憲法の解釈に誤があること。
二、最高裁判所の判例と相反する判断をしたこと。
三、(略)」を挙げる。
判例の理由は、「単なる法令違反、事実誤認の主張であって、刑訴法405条の上告理由に当たらない。」とした。
・高知白バイ事件では、安全確認の件で柴田原審が最高裁の判例と相反する判断をしたことが、上告理由の一つである(参照「要請書」p5)。
最高裁はこの上告理由を排除できるのか、できないでしょう。この論点について詳細に見解を示さなければならない(ポイント)。

10 urato0711 2008/7/20(日) 午後 6:08
405条各号の事由があって判決に影響を及ぼすときは最高裁は判決で原判決を破棄しなければならない、または二、三号の事由のみがある場合に判例変更するかである(410条)。
白バイ事件で「信頼の原則」の判例変更はできるか、現行の道路交通の慣行から自動車学校の教習内容まで大変更を伴うこととなる判例変更はできないでしょう。
>411条は最高裁が、原判決を破棄しなけれなば著しく正義に反すると認めるときに、判決で破棄できる場合として、「一、(略)
二、刑の量定が著しく不当であること。
三、判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認があること。
四、再審の請求をすることができる場合にあたる事由があること。
五、(略)」を挙げる(なお、三号は「重大な事実の誤認」がある場合だけでなく、「重大な事実誤認の疑い」がる場合も含むとするのが判例である)。

上記判例は、三号よって原判決及び一審判決を破棄したケースです。
・白バイ事件のバスが動いていたかについて、少なくとも「重大な事実誤認の疑い」はあるから、三号で破棄できる場合である、また新証拠があるので4号にも該当するでしょう。

11 urato0711 2008/7/20(日) 午後 6:19
(追記)上記判例の事案でさえも、原判決に「重大な事実の誤認」があったと認定されているのだから、白バイ事件ではより一層、重大な事実誤認が認定されなければなりません。
・二号については、片岡様は無罪です。

12 littlemonky737 2008/7/21(月) 午前 1:35
今まで 私達がやってきたこと。皆さんの励ましや協力。そして、アドバイス 情報提供。

間違いなく 活きています。 活かさなくてはならない。

sommoro 様 urato0711様

そして 皆様

改めて御礼申し上げます

13 urato0711 2008/7/21(月) 午前 4:08
<破棄差戻し、破棄自判の根拠条文>
413条は、
「…原判決を破棄するときは、判決を原裁判所(注、高松高裁)若しくは第一審裁判所(注、高知地裁)に差し戻し、又はこれらと同等の他の裁判所に移送しなけらばならない。
但し、上告裁判所は、訴訟記録並びに原裁判所及び第一審裁判所において取り調べた証拠によって、直ちに判決をすることができるものと認めるときは、被告事件について更に判決をすることができる。」と規定。
・控訴審の場合、自判の資料として「控訴裁判所において取り調べた証拠」も掲げるが(400条但書)、413条但書に「上告裁判所において取り調べた証拠」の文言がないことについて、
これは、一般には上告審で通常新たな証拠調べが予想されないことによるもので、しかし証拠調べの可能性を否定したものではなく、もし証拠調べをしたときはその結果を自判の資料とすることができる。
>上の破棄自判の判例は、
最高裁が、第一審判決・原判決と同じ証拠についてた証拠の評価を異にし、重大な事実誤認があると判定し、破棄した。

14 urato0711 2008/7/21(月) 午前 4:31
(続き)必要な事実審理は一二審で尽くされているから自判するとし、一二審が取り調べた証拠を最高裁が更に仔細に検討し、その結果と先の証拠評価とから無罪とした。
>そもそも必要な事実審理がされないまま判決したのが白バイ事件なのだ。こういう上告事件を最高裁はどうするのか。

15 urato0711 2008/7/21(月) 午前 9:21
>ML様、皆さま
上から4番目のコメント、sommoro様ご紹介の判例、片岡様とおなじ交通事故で業務上過失致死事件で破棄自判の逆転無罪となった最高裁判例で、参考になります。コピーされ、お持ちの小六法なりをご覧下さい。
>「前章(注、第二章)の規定は、この法律に特別の定のある場合を除いては、上告の審判についてこれを準用する。」(414条)ので、〔事実の取調べ〕について、
393条「@控訴裁判所は(上告裁判所は、と以下同様に読み替える)、前条の調査をするについて必要があるときは、検察官、被告人、若しくは弁護人の請求により又は職権で事実の取調をすることができる。」。
前条の392条〔調査範囲〕は、
「上告(「控訴」を読替、以下同)裁判所は、上告趣意書に包含された事項は、これを調査しなければならない。
A上告裁判所は、上告趣意書に包含されない事項であっても、第377条ないし382条及び383条に規定に関しては、職権で調査することができる。」
393条〔事実の取調べ〕の読みかえ適用は、上告審の性格から例外的な場合に限られることになろう。

16 urato0711 2008/7/21(月) 午前 11:24
まさに高知白バイ事件は、この例外的な場合に当たるのである。
>上告審で事実を取り調べて、原判決を破棄する資料にできることが、確立された判例といわれる松川事件を見ましょう。

逆転無罪判決の決め手となった《諏訪メモ》とは?

死刑判決を受けた佐藤一さんが他メンバーと共に謀議をなしたとされたその時間帯に、東芝松川工場での労使団体交渉に出席し発言していたことが彼の詳細な発言内容とともに、会社側の諏訪親一郎さんが団交発言等を記録したメモに記されていたのである。
この「諏訪メモ」は、福島地検の倉庫、検事のカバンや官舎などを転々として隠されていた。上告審において弁護側がこのメモの存在を知り提出を要求し、最高裁もまた提出命令を出した。最高裁大法廷(田中耕太郎裁判長)は「諏訪メモ」を押収し、公判廷でそれを閲覧するという方法で事実を取り調べた。

17 urato0711 2008/7/21(月) 午前 11:49
その結果、「当裁判所が直ちにこれを事実認定の証拠とすることはできないとしても、すくなくとも原判決の事実認定の当否を判断する資料に供することは許される」とし、原判決を破棄した(松川事件第一次上告審判決)。
53年12月22日二審判決。
松川事件の上告審は1958年11月5日から大法廷でおこなわれ10日間という異例の口頭弁論を開いた後、59年8月10日、有罪部分を破棄し仙台高裁へ差し戻した。

18 urato0711 2008/7/22(火) 午後 7:50
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19 littlemonky737 2008/7/23(水) 午前 0:29
urato0711様
sommoro 様
ありがとうございます。

最高裁が交通事故事案で自判を下していた例があるとは知りませんでした。

情報提供と解説ありがとうございました

最高裁に更なる上申書や補充書を送付してみることを片岡さんや支援する会に提案してみます。

特にMさんの目撃調書の存在を最高裁に訴えてみたいとおもいます。

20 littlemonky737 2008/7/23(水) 午前 0:32
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21 吉村 敏 2008/7/29(火) 午後 8:48
札幌市清田区に住んでいる吉村敏です。
平成14年7月12日に自宅内で起きた嫁姑殺人事件で、検察の捏造調書と調書の改竄によって無理やり保護責人者遺棄罪として2年3ヶ月の実刑を被った者です。
検察の不正を皆さんに理解して戴ける証拠をやっと見つけることが出来ました。今回私の訴えをブログに掲載出来ましたので是非ご覧になって戴きたく投稿した次第です。これからも再審請求を訴えていきたいと考えております。どうかご協力の程お願い申し上げます。

ブログは(htto://noenzai.blog32.fc2.com/)です。

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