第4回公判傍聴録その2(反対尋問) 2007/4/2(月) 午前 0:47

 (このブログは高知で起きた白バイとスクールバスの事故に関係したものです

 スクールバスは遠足の中学生を乗せて事故に遭遇したのですが、前の記事の証人は「不測の事態」に対応するため、バスには同乗せず、乗用車でバスに同行していた教員です。
 また弁護士以外にも裁判官も質問していましたが、補足的説明的なものでしたので省略しています。

 では検察官の反対尋問です。

 検察官 「あなたは事故当時、バスの後ろに付いていたといいましたが、どのくらい後ろですか?」
 証人C 「車間距離で、3mほどです。」
 検察官 「バスの最後尾と自歩道まで1,9mそれに自歩道の5mを加えると6.9mになりますね。」
 証人C 「私の感覚では3mくらいでしたが・・・」

 検察官 「あなたは土佐署での調書では、(右折待ちをしているバスの動きを見ていた)といっているが?(すると突然衝突したと)いっているが?」
 証人C 「それは、動いているバスを見ているという意味ではありません。衝突したときはバスは停止していました。」

 検察官 「あなたは歩道前で停止しているとき、車がバスの後ろを通ったといっているが、実況見分調書では、間は1.9mしかないのですが」
 証人C 「私は見たままをいっています。」

 コメント {1.9mなら小型車ぎりぎり・・・バスが斜めに停止していたなら+30cmでゆっくりなら通れるはず また 車道が1,9mといっているが、現場の自歩道と車道の境目は、車の出入りのため緩やかにつながっているし、検察の言う車道に路側帯(車道の端にある白線の外側1.0m)が含まれているかどうか不明。}

 検察官 「9mのバスが車線をふさぎ、最後尾と1.9mしかない。どこを通るのか?」
 証人C 「バスは右折するため 斜めに停まっていたから・・・・」
 検察官 「裁判所に提出されている実況見分調書では、バスはまっすぐ停まっているが?」
 証人C 「私はその実況見分調書を知りません。」

 検察官 「バスはどれくらいの間停まっていましたか?」
 証人C 「車が数台通るくらいの間、一分は経たないくらいです。」
 検察官 「1分!! あの道路で1分も停まれますか?」

    この後、車がバスの後ろを通れるか。1分も停止できるかと しばらく 問答が続く

 裁判官 「証人のそのときの感覚ですね?」
    と 仲裁?がはいった。

 検察官 「車の交通量は多かったですか?」
 証人C 「多い少ないは、相対的なことですので私にはわかりません。」

 さて ここから問題のスリップ痕が取り上げられます。



  

 

1 nisikigoi4 2007/4/2(月) 午前 7:27
この事故の、かなめであるバスが停止していたかどうかの、問答が聞きたかった。

2 littlemonky737 2007/4/3(火) 午後 10:59
検察サイドは「動いていた」証としてブレーキ痕を強調してます。次の証人Dでもその方針+証人の証言の信憑性に関して尋問をしてきています。一人だけではなかなかメモを取りきれないので、他の傍聴人と証言内容を確認をしながらの記事なんで、時間が掛かります。今後もご意見等よろしくお願いします。

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