第4回公判その5 証人D(2) 2007/4/8(日) 午前 2:21

 
 さて 証人Dの証言の第2弾です。

 検察官は上手に質問を重ねていきます。証人Dはそれに対し淡々と答えて行きます。

 検「土佐署へ行った先生は 生徒達は警察でどんな話をしたといってましたか?」
 D「その先生は(生徒の話しを聞いていない)と聞いています。」

 検「聞いていない・・・・生徒は調書をとられ、その先生はそれに署名しているのですが・・・立会人として」
 D「・・・・・」
 (質問になってないので答えられない様子。)

 検「では その先生は生徒達が何を話したのか一切知らないと言うことですか?」
 D「そう 思います。」

 ここまで来て 検察官は急に質問を変えた
 
 検「あなたは先ほど、弁護士の質問に対して他の2人の先生に連絡をしたと言っているが、あなたの今の証言の内容を2人の先生も話したのですか」
 D「と言いますと?」

 検「バスが停まっているところへ白バイがぶつかってきたとかです」
 D「私が話したのは(バスが急ブレーキを踏んだと言う感じはありましたか)とかいったことです。」

 検「・・では 停まっているところに当たってきたという話はありましたか?」
 D「私は、急ブレーキの確認をしただけです」

 ○裁判官「どうして急ブレーキの確認をしたのですか?」

 D「弁護士さんから連絡があったからです。」

 検「急ブレーキはなかったよねぇ。停まっているところへぶつかってきたんだよね。と言うところを確認したんですよね。」
 というと なぜか 検察官は証人が答える間もなく、すぐに「質問を終わります」と席に着いた。

 たぶん 検察官が期待した答えがそれだった

 証人は事前に運転手が有利になるような打ち合わせをしたと 検察は暗に主張した
 そして その検察官の最後の質問を誘導したのが 裁判官である

 


 
  

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