第3回公判傍聴録その2 2007/3/20(火) 午前 1:23

 
 前回(第3回公判傍聴録)の続きです。

 検察官2が席に着き検察サイドの質問が終わると
 
 弁護人がBさんに再質問を始めた。

 弁護人の再質問。

 '''弁 「Bさんが事故現場で見た白バイは何台ですか」
 証 「倒れていた白バイと、反対車線に停まっていた白バイの2台です」'''

 弁 「それから、あなたが事故現場を、車を歩道に乗り上げて通過しようとした時レストランの駐車場の方をを見ましたか、何か見えましたか。」

 証 「いいえ、私は駐車場のほうは見ておりませんので、わかりません。」

 検察は「歩道の付近に停まっている白い車を見たか」と尋ねた。

 そして、弁護士は「駐車場の方を見たか」と尋ねた・・・・

 この白い車は証人Cさん(第4回公判弁護側証人)の車のことです

 最後に検察が、次回公判かどうかはわからないが「ABS関連の証拠を提出」とかいっていた。 
 
最大の争点はブレーキ痕

 都合により 現場検証時の証言を後回しにしているが

 この公判の一番の関心はブレーキ痕です

 他の書庫にて詳細に書いていますが

 検察は現場にあったという約1mの前輪ブレーキ痕を最重要証拠としてとしている

 ブレーキ痕の写真も撮ってはいるが。そのブレーキ痕と運転手が同時に映っている写真は無い。

 もちろん、現場検証で運転手自身もブレーキ痕を見せられていない

 そして 次の日に現場を訪れた私も ブレーキ痕を探したが見ていない。

 そもそも 急ブレーキをかけていない

 
 ABS=アンチロック・ブレーキ・システム 急制動をかけたときにタイヤのロック状態を防ぐために1秒間に数回のポンピングブレーキ・・・
 
 詳細な説明は省きます。簡単にいえば ABS装着車は急ブレーキを踏んでもタイヤがロックしないからハンドル操作も効くし、簡単にはブレーキ痕もつかない。

 事故を起こした白バイVFR800Pも同様にABS装着車です。

 白バイが急制動をかけながら回避運動をしたとしても、白バイのブレーキ痕はつかない 横滑りは別です。

 
スクールバスもABS装着車だから
=ブレーキ痕はつかない = 

 運転手や生徒達は急ブレーキは踏んでいないといっている。
 
 
1mものスリップ痕がつくほどの急ブレーキをかけたら
 
乗客はどうなっているのか?

 けが人がでるくらいの衝撃があるはず

 また 計算上 約1mのブレーキ痕が付くのに必要な速度は約15km/h
 (摩擦係数0.7で計算)検察主張はバスの速度10km/h

 
しかし 裁判官は判決においてこれらを一切無視

  裁判官は 警察の捏造したスリップ痕を全面的に信用して、スリップ痕は捏造と言う主張を無視。

 判決理由にて触れもしない

 衆人環視の中「スリップ痕捏造は不可能」として 検察の主張を全面的にうけいれた。

 公判において 弁護側は「実地検証」(バスを実際に走行させて再現する) を求めたが 説明も無く「却下」

 状況として スリップ痕が残るには十分に不自然であるのに、検察側の証拠を精査することも無く、判決に採用している。

 精査するどころか

弁護人が検察側証人にスリップ痕の矛盾を追及したときに・・・

裁判官が検察側証人に助言??
と思われる質問をした。

詳細は 次回



 
 

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