判決理由文4 野次馬の存在? 2007/12/12(水) 午前 1:51

シバタ裁判官の判決理由文を掲載しております。

 これまで、弁護人が控訴趣意書のなかで『事実誤認』を訴えた部分に関してのシバタ裁判官の判断を書いてきましたが、今回は、その中のスリップ痕とさっか痕についての部分をを書いております。


1−1
 D地点で停止した被告人車の左右前輪の接地面の中央からそれぞれ西(後)方に向けてやや右に流れるように長さ約1メートルあるいは約1.2メートルの2条のスリップ痕様のものが存し,

1−2
 また,被告人車の右前輪右側付近にアスファルト路面の表面を硬いもので削ったような複数の擦過痕が存し,その中には,南北方向に短く形成されながら,突如転向して東向きに長く形成されてC地点まで伸びているものも存し,

1−3
 さらに,被告人車の,右前輪後方に吉岡車から説落した赤色回転灯のカバーが,東(前)方に多数の細かな破片等が存し,吉岡車から漏れたとみられる液体も広がっていた。

1−4
 なお,写真撮影報告書(原審甲23)の2枚日(表紙部分を含む)表上段,中段,3枚目表下段,4枚日表下段,同裏上段,中段,5枚日表下段,同裏上段,中段,14枚日表全部,15枚日表上段,中段等の写真によれば,スリップ痕様のもの及び擦過痕は,衝突直後から存しており,殊にスリップ痕様のものは被告人車のタイヤと続いていることが明らかである。

1−5
 他方,衝突現場には被告人車内の上記生徒や教員のほか野次馬等もいる(同2枚目裏中段,3枚目表上段等)中,警察官が被告人を逮捕して警察署に引致し,現場に戻すまでの間にねつ造し得る状況ではなかったから,スリップ痕様のもの等をねつ造した疑いは全くない。

1−6
 次に,被告人車及び吉岡車の損傷状況をみると,被告人車は,右前面が凹損し,前部バンパーが右から左に押し込まれたように挫屈し,右ヘッドライト上部に水平な線状の擦過痕が存するなどしており,また,吉岡車は,右側にある前後のバンパー,排気管及びマフラーに擦過痕が存するなどしている。

1−7
 このような路上の状況並びに被告人車及び吉岡車の損傷状況に加え,これに符合していて十分に信用することができる本件事故を目撃した白パイ隊員のA隊員の原審供述等によれば,上記スリップ痕様のものは被告人車によって形成されたものであり,上記さっか痕は吉岡車によって形成されたものであって,捜査官がねつ造したものではない。

 
以下 第5回に続く
                                

1−1・1−2
 現場写真集に色々と写真を掲載しています。

1−3
 この写真のことでしょう

1−4
 この写真報告書も手元にある。表○×といった写真は『現場写真集』にUPされているもので、『バスとスリップ痕と片岡さん』が同じ画面に写っている写真。
 まぁ 片岡さんが写っているから衝突直後からあったとシバタは言っているのだろう。
 
1−5
 「スクープ」での捏造実験の際も車内に人がいたが、作成に誰も気がつかなかった。
 高校生が『いつの間にやったが?』と驚いたくらいだ

 さて この写真は掲載しなくてはならないだろう。
 >野次馬等もいるとして、写真報告書の写真を指定しているが・・・
 (同2枚目裏中段,3枚目表上段等)

スリップ痕捏造の邪魔となる野次馬が何処にいるのか?
 解像度は悪いがごらんあれ。
イメージ 1 オリジナルのサイズの画像を見る場合はクリックしてください。

イメージ 2 オリジナルのサイズの画像を見る場合はクリックしてください。

上の写真のグローバルバイキングの看板前に一人。
下の写真は左に2人ほど写っている。(私は私服の警官と思うのだが・・・)

 流石におんちゃんもカタタの如く『衆人環視』とまではいえなかった様だ。
高裁裁判官ともなると違いが出てくるねぇ。さすがだねぇ

1−6
 白バイの損壊の様子
 車体に関しては色々写真はUPしているが、バンパー等のさっか痕はこちらから
 なお撮影時期は、さび具合から事故当日とは思えません。


1−7
 何もコメントはありません。

1 iiojyun 2007/12/12(水) 午後 4:47
1ー1、1−4について。
写真によれば右スリップ痕が1メートル、左スリップ痕が1.2メートルである。「殊にスリップ痕様のものは被告人車(注・スクールバス)のタイヤと続いていることが明らかである」とシバタ。

・・清涼飲料水と刷毛(はけ)で一本20秒、左右のスリップ痕二本をタイヤから描くのに1分でできる。それを撮影するのに一本数秒でできる。1分ぐらいで二本のスリップ痕を描き写真撮影をできる。

・・梶原弁護士は「警察こそ、痕跡を偽造しようと思えば簡単にできるプロです。水と刷毛を使えば、20秒もあれば簡単に同じような痕跡が描けます。」と厳しい口調で言った。
スクープでの捏造実験の際にバス車内の誰もが作成に気づかなかった。
(参考、9日ザ・スクープ、『ミスター・バイク』1月号)

2 iiojyun 2007/12/12(水) 午後 4:56
(続)スリップ痕を描いた警察官と撮影した警察官がいるわけで、描いた警察官が1人か2人、撮影した警察官が1人だろうか(高新のアノ記者も見ていなかったと思われる)。
動員された数十名の警察官の大部分が捏造を見ていないと思う。

3 iiojyun 2007/12/12(水) 午後 10:01
(続)帽子を逆にして被ってマスクをした捜査員が撮影している映像が出ているが、彼が撮ったのか、撮影担当の捜査員が複数いたとすれば誰がスリップ痕を撮ったのか。
また、刷毛を使った捜査員は誰なのか。スリップ痕を計測している捜査員が映像に出ているが、彼らが
捏造に関与したのか。
この辺の情報があればいいのだが。
・・以上の捜査員のほとんどが、白マスクをして顔を隠しているのはどうしてだろうか。
通常、交通事故の現場検証で捜査員は覆面をするものなのか。TVニュースなどで見る限り覆面はしていないのだが。どなたか教えて下さい。

4 iiojyun 2007/12/12(水) 午後 10:15
(続)06年3月3日、事故当日の県警交通機動隊・白バイ隊員と土佐署員の職務日報なり職務日誌を見ればある程度分かるかも知れない。
情報公開法・条例による開示請求も考えられます。自分がやりましたと名乗り出てくれればよろしいのですが。貴重な新証拠になります。

5 iiojyun 2007/12/13(木) 午前 8:51
事故後の道路に白バイが並んでいる映像があり、倒れた白バイを6人がかり(1人はヘルメットを被っていない)で起こしている映像が出ている。同僚の白バイ隊員が中心となって行動している映像である。
また事実と異なった証言をしたのがA白バイ隊員であり、A証言が裁判所で採用され片岡さん有罪の1根拠とされてしまったのである。
事件を解明する1つのポイントが白バイ隊員ですね。
(参考、ザ・スクープ、『マガジンX』1月号)

6 iiojyun 2007/12/13(木) 午前 9:16
1ー5について。
映像では、多数の警察官が動員され広範囲に渡ってレストランの看板の下にまで警察官が配置され、通行人やレストランの客を警戒や監視しているように見える(カタタのいう『衆人環視』とは逆の情況である)。
一件の交通事故の捜査で、これだけ多数の警察官が動員され、またこれだけ広範囲に警戒監視の体制をとるものなのだろうか。どなたか教えてください。

7 urato0711 2007/12/13(木) 午後 1:36
多数の警察官が広範囲に戒監視体制をしくように指令されたのは、見られちゃ〜つごう悪い事があるんじゃないのかなぁ。
路面にスリップ痕を描くにゃ、人が見ていない方がいいわな。

8 iiojyun 2007/12/13(木) 午後 2:01
1−6,1−7について、『マガジンX』1月号から紹介します。

「車検証の総重量315sのホンダVFR800(RC49)が、スクールバスのフロントバンパーを大きく変形させるようにぶつかったあと、2.9m引きずられたとすれば、最初の衝突地点からの損傷痕が、タイヤの側の軽く擦ったような(アスファルトの表面を薄く傷つけたような)痕だけで終わるわけがない、というのが普通の感想だ。パーツの飛散状態も、最終停止地点にまとめて並べたかのように集中するものだろうか。
衝突によりVFR800のフロントロアにあるラジエターも破損した(しやすい)とすれば、冷却液が手前から飛散していてもおかしくはない。が、手前に漏れた形跡はない。」(p107)

9 iiojyun 2007/12/13(木) 午後 2:14
つづいて
「問題のブレーキ痕と軽い擦過痕(なぜか右前輪付近に集中)以外の物証要素は、『白バイの衝突位置がまさにこのスクールバスの停止位置だった』との判断に圧倒的な説得力を持つ…。」(同)

・・問題のブレーキ痕の捏造方法は、9日ザ・スクープで見事に再現された。

10 iiojyun 2007/12/13(木) 午後 2:26
☆ザ・スクープは下記をクリックして見て下さい。
http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/

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